先週末、自宅にパワーディストリビューターを導入しました。
わたしの購入した製品は、SoundHouseさんのブランドCLASSIC PROから出ている
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / PDM/LII
です。
パワーディストリビュータの購入は初めてで、導入の結果を先に伝えると、音がしっかり聞こえるようになり、オーディオインターフェースや、ギターアンプの性能が前よりも発揮されているように感じます。
録音する音も前とRecレベルを変えてないのに、存在感のある音に録音できるので、録音後に変に編集する必要がないのがうれしいです。
この効果を知って以来、オーディオインターフェースと一緒にパワーディストリビューターを購入するほうがいいと思うようになりました。
甥っ子がギターを始めたい年齢になったら、ギターアンプと一緒にパワーディストリビューターも買わないとななどと考えています。
電源の口が8個あります。
表面に1口、裏面に7口です。表面の1口は、電源を落としても使用できるので、普段は空けています。
裏面の7口に、常時接続しているのは、4口。
①インターフェース RME UCX
②モニタースピーカー GENELEC 8010
③モニタースピーカー GENELEC 8010
④ギターアンプ YAMAHA THR5
あと3口余っているところは、シンセサイザーをつないだり、コンプ、プリアンプなどをつなぐときに使用しています。
うちはラックをまだ買っていないため、機器を使うごとに出してきて、使い終わったら片付ける運用してます。
購入した後に調べてわかったのですが、わたしが買ったPDM/LIIには、ノイズフィルター、過電流防止など、入力電圧をクリーンにする機能が搭載されていました。
が、出力電圧を一定に保つ安定化電源機能は未対応のモデルでした。
安定化電源機能は、さらに上位機種PDM/Rという機種に搭載されている機能でした。
・より良い音を求めて、RME UCX、Antelope Audio Discrete 4 Synergy Coreと10万円台のものを使ったのだが、両者とも苦手なところがあり、次にどうしたものかと考えていた。
・不満点 RME UCX
・エレキギターを直接つないだ時に、音がペラペラした感じになる。ダイレクトボックスを挟むと少し良い気がするが、音が変な感じの違和感が残る。
・リファレンスにするCDや配信の音源に比べると音がぼやけている感じ。
・不満点 Antelope Audio Discrete 4 Synergy Core
・RMEに比べてギターの違和感がないのだが、ミックスをした結果をバウンスして、PCやスマホなどほかの媒体で聴くと全体的にリズムが合っていない感じになる。
こんな不満をもっていて、それが解消してこうなったらいいなと思っていたのが、
・もっとクリアな感じの音になるといいな
ということでした。
そのために、マイクを購入したらいいのか、それともプリアンプに別なものを買ってみようか、アウトボードでコンプを買おうか、などなど色々考えていました。
ちなみに持っている機材はオーディオインターフェースは良いものの、Youtubeなどで紹介している人に比べるとそれほど持っていないほうだと思います。
機材・プラグインなど、こちら。
すこしずつお金もためて、10万円ぐらいのアウトボードを買えるところまで来ました。
ただこんな不安もありました。
オーディオインターフェースRME UCXで納得いかず、Antelope Audio D4SCを買ったが、なんかいまいち感が残ったままであるということ。次にアウトボード、あるいはマイクを買ってもいまいち感が残ったらどうしようかということ。。。
別の機材を買う前に、足元を固めるという意味で電源を試しに購入しようと思いました。
アウトボードに比べて出費は安く済むと言っても2万円ぐらいしますし、音に影響があるかどうかもわからないので、思い切りが必要でした。
買ってみてどうだったか?
・1Uラックマウント型を購入。もっと安いものでもよかったが、在庫のあるものを選んでこれになりました。
・19インチラックもないのにラックマント機材なんて馬鹿なことをしたものだと思った。
・とりあえずオーディオインターフェース Antelope D4SC を電源につないで音を聞いてみると、ちょっと違う気がする。。気のせいかな?
・ギターを録音してみる。明らかに違う。バウンスしてPC、スマホで音を聞いてもミックスしていたときと同じ感じに聞こえる。はっきり、くっきりしている。
・ためしにオーディオインターフェース RME UCXに変えてみる。RME UCXで不満があったエレキギターの直接プラグインをしてみると違和感がない。ペラペラした音でなく、ギターの音がしている。これは良い。
・RME UCXでもバウンスしてみると、前に感じてた違和感がなく、ストレスなくできる。Antelopeより好きかも。
・スピーカーも電源に接続して、音を聞くと、とてもはっきりしている。前は音の出だしがぼんやりしていたんだなぁと感じた。
電源購入した日はそのぐらいにして、後日、前に作った曲を録音してみた。
うちの5万円のFender Jazz Bassも前のぼんやりした音とは違って、見違えるようなはっきりした音で録れる。
アコギをC451Bでねらった音も、前はホールをねらうのと、12フレットあたりをねらうのでそんなに差を感じなかったが、あきらかに音の違いを感じるので、どっちを使いたいかなと考えられるようになった。また、きちんとマイクが向いているときと微妙にずれているときの音の違いがわかりやすくなって、自分がどこに向かって進んだらよいかわかりやすくなった。
いちばん大きなところは、歌だ。
エンジニアの方からAT2035でも十分と言われていた意味をやっと実感。前まではもっと高いマイクでないといい感じにならないのではと思っていたけど、AT2035でも全然OKです。ばっちり録れます!って感じになった。もちろんもっと高いマイクはもっと良く録れるのでしょうけど。
ということで我が家の環境では、電源買ってみて、とても良かったです。
もうRMEやAntelopeを買ってしまっているので後戻りはできませんが、電源を先に買っていたら、4~5万円ぐらいのオーディオインターフェース(Focusrite Clarett 2、SteinbergのUR-RT2)でも私には十分だったのかもと思ったりしました。
何か参考になればと思います。
デメリットは何か?
もう電源なしではやる気が起きないところ。。
雑談。
購入した電源の全面に電圧と電流を表示する液晶パネルがついています。見ていると、95V~98Vぐらいで電圧が変動しています。いまは冬ですが、夏になったら電圧がかわるのかななどのんきに眺めている日々です。
電源も加わり、音がよくなり、あとは曲を作るだけとなりました。
録音が前よりも楽しく、電源を入れていない方でなんかぼんやりすると思う方にはおススメであります。