自分の録音機材の移り変わりを書いています。
高校生だった。夏、田んぼからカエルの合唱が聞こえていた。エレキギターのケーブルをコンポの入力端子につないで、カセットのRECを押した。
今思うとめちゃめちゃな接続だけど、ちゃんと音が録れた。録れた音を再生しながらギターを弾いて、もう一つのカセットデッキに音を重ねた。気分は、ジョンとジョージだ。重なった2つのギターの音、キラキラ揺れているようだった。
楽器も演奏も録音の仕方も、ものすごくめちゃめちゃだったはずなのに、あの時、感動してた。不思議だ。
・レコーダー
ダブルカセットデッキを使ってダビング録音
・部屋 :
木造
バンドのボーカルが持っていたMTRはYAMAHAだった。ギターの自分は、ボーカルの家に遊びに行った時に一緒に録音して遊んだ。そのうちベースが加わって、録音した。ドラムはどうしていたんだっけ?QYなんとかっていうのがあった気がする。
自分は近所の中古屋さんで見つけたTASCAMの4トラックを購入。自分で声を入れたテープは恥ずかしすぎるので、見つからないように隠しておいた。
この頃に使っていたマイクが、部屋の荷物を整理した時に出て来た。近所のCD屋さんで売っていたカラオケ用マイク。音質、マイクの違い、なんて気にしたことなかった。
今のマイク、オーディオインターフェースを通してMTRに録音したらどんな音がするんだろう。またテープで遊びたい。
・レコーダー
TASCAM テープの4トラックのもの
・部屋 :
木造1ルーム
HDレコーダーに憧れて購入。カセットの巻き戻し、早送り、すぐにトラックをまとめなきゃいけない作業。そんなのはおさらばだぜと買ってみたものの、なぜだか快適に感じられず、結局使わずダンボールの中にしまいっぱなしだった。
・レコーダー
Zoomの8トラックのもの
・部屋 :
木造1ルーム
Intel CPUの搭載されたMacbookを購入。合わせてMBOXとProToolsのDTM環境となりました。
山崎まさよしさんの曲をコピーして録音したり、スタジオでバンドの曲を録音したりと、クオリティは高くなかったけど、楽しんでいました。
・PC :
MacBook
・DAW :
ProTools
・オーディオインターフェース :
AVID MBOX2
・スピーカー :
なし
・マイク :
SHURE SM58S
・部屋 :
木造1ルーム
MacOSをバージョンアップしたことでMBOX2がサポートから外れ、Macから認識しなくなった。
10年ぶりに購入したオーディオインターフェース、UR22mkII。その音は、綺麗ではっきりしていた。YAMAHAのD-PREを搭載し、YAMAHAらしいクリアな音だった。録音される音の雰囲気は、YAMAHAのピアノの音に似ていると思う。
クラシックピアノの人と一緒に演奏する機会があり、クラシックのことを適当に検索していた時、対位法の記事に出会った。数独をするような感覚で、10小節の対位法を2〜3ヶ月ほど続けた。友達に会った時に、10小節のフレーズを聞かせたら、もっと作りなよーと言われ、その気になり、Audiostockに送ってみたが、結果は不合格。
ミックスって何?何がダメなんだろうとわからなくなっていた時、イギリスのミックスオンラインコース Music On a Mission を見つけて入った。
ビデオで学んだことをミックスで少しずつ試しながら、曲を作り、今度は歌詞ありの歌ものの曲をAudiostockに送った。今度は修正してくださいの返信があり、それから3度か4度の修正を経て、審査をパスした。自分で作った曲がパスしたのは嬉しい。
長くなりましたが、UR22mkIIは、Audiostockの合格をもらう品質を十分に持っていました。
・PC :
MacBook Air 11-inch 2012 mid
・DAW :
Logic Pro X
・オーディオインターフェース :
STEINBERG UR22mkII
・スピーカー :
GENELEC 8010AP
・マイク :
SHURE SM58S, Audio Technica AT2035
・部屋 :
木造1ルーム
オーディオインターフェースをSTEINBERG UR22mkII からRME Fireface UCX にグレードアップしました。
RME UCXになって、聞こえて来る各楽器の姿がはっきりと大きくなりました。
インタフェースを変えるまでは、「目の前でどんな楽器がなっているのかをはっきりさせること」が悩みだったけど、UCXだとどこでどの楽器が鳴っているかを悩むことはなくなりました。
自分の考えることが簡単に音に出るようになって、「ここはまぁ、こんな感じで」って進めると、適当感が出て、「ならばきっちりかっちり」って思うと、硬すぎ感が出るという、UCXはおそろしく素直だと思います。
・PC :
MacBook Air 11-inch 2012 mid
・DAW :
Logic Pro X
・オーディオインターフェース :
RME Fireface UCX
・スピーカー :
GENELEC 8010AP
・マイク :
SHURE SM58S, Audio Technica AT2035
・マイクプリアンプ
Focusrite ISA TWO, JOEMEEK ThreeQ, ART TUBE MP STUDIO V3
・コンプレッサー :
FMR AUDIO 1773, dbx 166xs
・部屋 :
木造1ルーム, 移動式吸音材4枚, 組立式ボーカルブース
中音域のスッキリさに惹かれてDiscrete 4を購入。2年ほど使用しました。
この時期にClassic Proの電源を導入したところ、音のクリアさが増して、悩んでいた音のまとまり感の無さが解消しました。
組み立て式のボーカルブースですが、場所を取るため、廃棄しました。
・PC :
MacBook Pro 2019
・DAW :
Logic Pro X
・オーディオインターフェース :
Antelope Discrete 4 Synergy Core
・スピーカー :
GENELEC 8010AP
・マイク :
SHURE SM58S, Audio Technica AT2035
・マイクプリアンプ
Focusrite ISA TWO
・コンプレッサー :
FMR AUDIO 1773
・電源:
CLASSIC PRO PDM/LII
・部屋 :
木造1ルーム
RME UCXとAntelope Audio Discrete4を聞き比べて、どっちもよかったのですが、RMEの方がフラットに感じて、RME UCXに戻しました。
・PC :
MacBook Pro 2019
・DAW :
Logic Pro X
・オーディオインターフェース :
RME Fireface UCX
・スピーカー :
GENELEC 8010AP
・マイク :
SHURE SM58S, Audio Technica AT2035
・マイクプリアンプ
Focusrite ISA TWO, Rupert Neve Designs Shelford Channel
・コンプレッサー :
WARM AUDIO WA-2A
・電源:
CLASSIC PRO PDM/LII
・部屋 :
木造1ルーム
Shelford Channelを導入して、音の違いにおどいている。今の環境で作れるところまで作ってみれる気がする。